J'ai fait mal
疼いた
あれからのふたりはありえないくらいに静かだった。

特に駿輔が黙って授業を受けているのが、担当教師も、クラスメイトもまるで転地がひっくり返ったくらいの衝撃を受けてた。

大体、普段が酷いんだが・・・

それに加え、その気のない男共が、駿輔の黙って授業を受ける姿におかしなトキメキを感じた。

いや、トキメキとゆうよりは欲情した・・・といった方が近いかもしれない。

この時の駿輔はおかしい。先程いったもとは違う意味でおかしいのだ。

決して、これだけはいっておくが、決して彼は綺麗とか可愛いとかの面構えではない。多少童顔ではあるが、どう贔屓目にみても男にしかみ

えないのだ。

だが、今日の駿輔は異様なフェロモンを振り撒いていた。

直視した同級生曰く、

「・・・目が潤んでて、顔が少し赤いし、妙にたまに”ピクッ”ってするんだよ〜

何だか、俺の下腹部辺りが・・・熱くなったっつぅか・・・おかしいんだよ!」

しかし、そうなったのは彼だけではないだろう。

その授業中、何人の男がおかしな妄想に捕われた事やら・・・


何はともあれ授業は恙無く終了し、HRも終わると、知己は駿輔を抱え込むようにして、一陣の風のように帰っていった。

教室におかしな空気を残したまま・・・





学校から真っ直ぐに駿輔の家に向かった。

勿論、彼の父親の事も確認した。

明日帰ってくる・・・と、ゆう事は、今日はヤりたい放題!

俄然知己の鼻息も荒くなる。女に対してもここまで興奮した事はない。

―――今なら、こいつのチンポもしゃぶれる勢いだ!

なすがままに引きずられている駿輔の懐から勝手に鍵を出し、勝手に家の鍵を開け、勝手に入り込む。

なすがままの駿輔の制服をむしるように脱がし、前置きもなく彼のペニスにむしゃぶりつく。

「はぁぁ!」

玄関先で押し倒され、あれよあれよと快楽の波の投げ込まれた駿輔は、背を思いっきり反らし歓喜の声で鳴く。

直ぐにペチャリとゆう水音が下腹部から聞こえた。

根元から裏筋を舌先で舐め上げ、カリをなぞるように辿っていく。先の欲望が出るはずの穴を穿るように突付くと、駿輔は甲高い声を上げる。

「あ!あぁん!!・・・は・・・気持ち・・・ぃ・・・あ・・・ん・・・」

突如与えられた快楽になす術もなく追い立てられていく。

と、知己がペニスへの愛撫をやめてしまった。

すっかり出来上がった駿輔は潤んだ瞳で知己をみる。

「なぁ・・・ここの奥に気持ちいいトコあるって聴いた事あるんだ」

尿道口の攻めを再開し、必要に攻め立てる。

「ひぁ!そ・・・それ・・・って・・・あぁ!!」

一抹の不安は感じるが、それ以上に快楽が攻め立てる。

駿輔は体を弓形に反らし、何度も跳ね上がる。

「ここの中、何か突っ込んだら、お前どうなるんだろう?」

先から滴る蜜を味わうように舐めつづけ、攻め立てる。

「も、だ・・・あぁぁん!で・・・でちゃ・・・」

と、また愛撫を止めてしまう。

ただ観ているだけの視線なのに、それだけでも体の奥が疼いてくる。

「なぁ、何かないか?」

先程の続きらしい。が、今の駿輔には何も思いつかない。

んん〜と考え込む。と・・・

「なぁ、前に実験の時に持ってきたアレ何処にある?」

「は?」

ぼやける頭で何とか考える。

少し前に科学の実験で細いホースのようなものをもって帰った事がある。

”これで女の尿道せめるんだ♪”と知己が楽しそうにしていた。

それをもったまま、駿輔の家で呑んで、そして忘れていった。

「た・・・多分・・・机の上・・・辺り・・・かな?」

「じゃ、お前の部屋に移動な、で、俺はマキロン持って行くから、お前はそれまでに探しておく事な!」

ウキウキと駿輔の家の客間に向かっていった。

・・・・・・オレ・・・ここに入れられるために探すの??

腑に落ちないが、先程言っていた知己のセリフも気になる。

”なぁ・・・ここの奥に気持ちいいトコあるって聴いた事あるんだ”

さっきより・・・?

思った瞬間、ゾクリと背中に何かが走る。

仕方がない、と小さく呟き、甘く疼く体を自分の部屋に向かう。



「み、見つけてしまった・・・」

太さでいったら5mmないだろう、長さはゆうに20cmはある。

結構専門的な実験をやろうとしたから、こんなもの、高校生にはまともなルートでは手に入らないだろう。

思ったより柔かいそれを、いじくり回していたら、意気揚揚と知己が戻ってきた。

「よし、見つけたな!俺も見つけたぜ!」

高らかと消毒液を見せ、満足気である。

「・・・本当にいれんの?」

熱が冷めてきて、不安が大きくなったか、上目使いに知己をみる。

「ったりめーだろ!マジ気持ちいいから!」

さっきの話し振りからは経験した事ないのに、何処からその自信が湧いてくるのやら・・・

駿酸くは小さくひとつ溜息をつくが、それが続く事はなかった。

「んぁぁ!」

また、ペニスを攻められ、尿道口を必要に弄られ、先程忘れていた快楽が体を支配した。

先を加え、歯先でカリを攻め、舌先で強く穴を攻める。

駿輔の声は悲鳴に近い、だが、何処か甘い鳴き声になっていた。

「やぁぁ!・・・あ、あぁ・・・ん・・・!」

ペニスからも瞳からも涙を流し、妖しく腰が揺らめく。

そっと口を離し、ふるふると小刻みに震えているそれを、軽く指先で弾く。

「あぁぁ!!」

その刺激にさえ反応して白濁を飛ばしてしまう。

それを満足気に見下ろしてから、駿輔の腹に飛んだそれを指ですくって、後ろ、菊座にこすりつける。

「!!ちょ・・・!!ま・・・!」

入り口を必要に攻める。その感覚に先程とは違う不快感が背中を這い上がっていった。

「・・・そこ・・・!」

「あぁ?男のアナっていったらここだろ?」

「だからって!」

何で俺が突っ込まれる!?

言葉を飲み込んだ。正確には続かなかった。何故ならゆっくりだが、知己の指が侵入してきたからだ。

「どの辺かな?」

駿輔の菊座の中で蠢く知己の指に不快感を感じながら、突如、電流が走るような感覚に思わずまた達してしまった。

「おぉ♪ここか?」

そう、楽しげにのたまうと、そこを必要に攻め始めた。

「ひぁぁぁぁ!!!やぁん!だ・・・だめぇぇぇ!!!」

ペニスの先から溢れる先走りに満足しながら、片手は駿輔の中の前立腺を責め、片手では起用に先程のくだを消毒している。

そして、ゆっくりと、先に埋め込んでいく。

「んぁぁぁ!!」

ぬぷぬぷとゆう音と共に進入していくそれに、駿輔は声もあげる事もできず、小刻みに震えていた。

口からはだらしなく唾液があふれ、桃色の舌先が小さく震える。

「おぉ!すげぇ!みろよ、我慢汁すンげーぞ!」

だが、それはもう耳には入ってないのだろう。

恍惚の表情に鳴き声が戻ってきた。

「はぁん!あぁ!あっ・・・きも・・・ち・・・・・・ン」

腰が激しく動き、手が勝手に自分のペニスを弄る。擦り上げる度にくだの隙間から溢れる蜜が駿輔の腹に飛び散っていく。

尿道の奥にあるポイントに当たると、獣のような声を上げてまた達した。

くだの先から駿輔の精液が滴っている。

「すげ・・・ンなに気持ちヨカッタのかよ・・・」

まだ、ビクッと反応する駿輔の脚を持ち上げ、菊座を丸見えにし、己の欲望にはちきれそうなペニスをゆっくりと駿輔に埋めていく。

「・・・んぁ・・・い・・・た・・・」

声も掠れ、抵抗する気力もないのだろう、口では痛みを訴えるが、反応が薄い。

「おい、勝手にくたばってるンじゃねーぞ」

根元まで入りきった。駿輔の先走りがローション代わりになって、意外とスムーズに挿入できたのだ。

「さぁ、行くぜ?」

と、激しい水音と共に、腰を激しく使う。無論、前のくだでの責めも忘れない。

「はぁぁ!・・・んあぁ!やぁぁぁ!!」

先程見つけた中のポイントと、くだから伝わるポイントを同時に攻め立てる。

目を見開き、体を反らし、悲鳴を上げている駿輔だが、ペニスからは幾度も白濁をくだを通して吹き上げている。

「あぁ!おか・・・おかし・・・く・・・あぁぁぁ!!きも・・・ちぃぃ!!!」

知己のペニスを締め上げ、動くのも困難になっている。

「やべ・・・っ!お前の中・・・気持ちよすぎ・・・っ!」

知己は言い終わらないうちに駿輔の中に己の欲望を吐き出した。






「おめぇ!信じらンねぇ!」

体は動かないが、掠れているとはいえ、口は達者だ。

駿輔は先程、失神から目を覚ますと、水を要求した。で、飲ませたらこれだ。

「お前も気持ちよかっただろ〜がぁ」

「チンポの先にもの突っ込まれて喜べるかってんだ!」

ぎゃーぎゃーとうるさい彼の横で、知己はせっせと先程の情交の後始末をしている。

「でも、気持ちよかったろ?」

うっと詰まってしまった。

そうなのだ、確かに途中で記憶が吹っ飛ぶ程の気持ちよさだった。

だが・・・

「・・・ったく、女知る前にケツもチンポにも突っ込まれたってのは・・・洒落

になんねぇだろう」

「なぁ、またやろうぜ?もっと気持ちよくしてやるぜ?」

耳元で意地悪に囁かれ、駿輔の奥で何かがズクンと疼いた。


まだ続く